MatchLayerで会員の役割(提供者・利用者)と閲覧権限を設定する方法

サイト構築のヒント

マッチングサイトには、サービスや案件を「出す側」と、それを「探す側」がいます。MatchLayer では、この2つの立場を役割(ロール)として分け、役割ごとにできることを変えられます。また、会員登録していない人にどこまで見せるか——会員制にするか、公開型にするかも設定できます。

この記事では、役割の決め方(ユーザーモード)と、未ログインユーザーの閲覧権限の設定をまとめて説明します。

想定読者:MatchLayer の初期セットアップを済ませた管理者の方。まだの場合は先にセットアップマニュアルを読んでください。


この記事でできるようになること

通読すると、次のことができるようになります。

  • 提供者と利用者を「分ける」か「1人が両方できる」かを決める
  • 役割ごとに何ができるのかを把握する
  • 個別の会員の役割を、あとから確認・変更する
  • 掲載を「誰でも見られる公開型」にするか「会員だけの会員制」にするかを決める

所要時間は 5〜10分ほどです。


1. ユーザーモードを決める(分離 / 単一)

まず、サイト全体の役割の方針を決めます。左メニューの MatchLayer → 一般設定 を開くと、最初に 「サイト全体」 タブが表示されます。その中の 「ユーザーモード」 で選びます。

選択肢は2つです。

モード内容向いているサービス
分離モード(提供者 / 利用者)会員は登録時にどちらかの役割を選ぶ。役割ごとにできることが分かれるスキル販売・スペース貸しなど、出す側と探す側がはっきり分かれるサービス
単一ユーザーモード(両方)役割の区別をなくし、すべての会員が「出す」も「探す」も両方できるフリマ・物々交換など、同じ人が出品も購入もするサービス

選んだら、ページ下部の 「変更を保存」 を押します。初期設定は分離モードです。

補足:このモードは、サイトの作り全体に関わる土台の設定です。会員が増えてから変えると混乱のもとになるので、運用を始める前に決めておくのがおすすめです。


2. 役割によって何が変わるか

役割は3種類あります。

役割できること
提供者サービスや案件を掲載できる
利用者掲載を探して申し込む。掲載の作成画面には入れない
両方掲載も、探して申し込むことも、両方できる

分離モードでは会員が「提供者」または「利用者」のどちらかになり、単一ユーザーモードでは全員が「提供者 兼 利用者」になります。たとえば利用者ロールの人が掲載の作成画面を開こうとすると、アクセスが制限されます。


3. 登録時に役割が決まる仕組み

分離モードのとき、会員登録フォームに 「登録タイプ」 という選択肢が表示されます。新規会員は「提供者として登録する」「利用者として登録する」のどちらかを選んで登録します。

それぞれの下には、どんな人向けかの短い説明が添えられます。

単一ユーザーモードのときは、この登録タイプの選択肢は表示されません。


4. 個別の会員の役割を確認・変更する

登録後に「この人は提供者にしたい」「間違った役割で登録された」といった場合は、あとから変更できます。

役割は WordPress の標準のユーザー管理に反映されます。左メニューの ユーザー → ユーザー一覧 を開くと、各会員の役割(提供者/利用者/両方)が表示されます。変更したい会員の 「編集」 を開き、「権限グループ」 で役割を選び直して更新すれば、その会員の役割が変わります。

補足:役割を変えると、その会員ができること(掲載の作成可否など)も変わります。提供者に変更すれば掲載の作成画面に入れるようになります。


5. 未ログインユーザーにどこまで見せるか(案件閲覧権限)

次に、会員登録していない訪問者に掲載をどこまで見せるかを決めます。これは「会員制サイトにするか、公開型にするか」を左右する重要な設定です。

左メニューの MatchLayer → 一般設定 を開き、上部タブの 「入口(公開・登録)」 を選びます。その中の 「案件閲覧権限」 で選びます。

選択肢未ログインの訪問者からの見え方
全員に公開(ログイン不要)一覧も詳細も誰でも見られる(公開型・初期設定)
詳細はログインユーザーのみ一覧は見られるが、詳細を開くにはログインが必要
ログインユーザーのみ一覧も詳細もログインが必要(会員制)

ログインが必要な設定のとき、未ログインの訪問者にはログインのご案内(ログインリンクと新規登録リンク)が表示されます。

補足:どの設定にしても、申し込み・お気に入り・メッセージのやり取りは常にログインが必要です。変わるのは「掲載をどこまで見せるか」だけです。「まず中身を見てもらって登録につなげたい」なら公開寄りに、「会員だけのクローズドな場にしたい」ならログイン必須に、と方針に合わせて選んでください。


困ったときは(FAQ)

Q1. 提供者と利用者を分けたくない(1人で両方やってほしい)

A. 「サイト全体」タブのユーザーモードを 単一ユーザーモード(両方 にしてください。登録タイプの選択がなくなり、全員が出品も申し込みも両方できるようになります。

Q2. 登録フォームに「登録タイプ」が出ない

A. ユーザーモードが単一になっている可能性があります。役割を選ばせたい場合は分離モードにしてください。

Q3. 利用者として登録した人を、提供者に変えたい

A. ユーザー → ユーザー一覧でその会員の編集を開き、「権限グループ」で役割を変更してください。

Q4. 会員にならないと一覧も見られないようにしたい

A. 「入口(公開・登録)」タブの案件閲覧権限で 「ログインユーザーのみ」 を選んでください。一覧・詳細ともにログインが必要になります。

Q5. ログイン必須にしたら、検索エンジンに載らなくならない?

A. ログイン必須にすると、その範囲の内容は未ログインの訪問者(=検索エンジンのクローラーを含む)には表示されません。集客に検索流入を活かしたい場合は、一覧は公開(「詳細はログインユーザーのみ」)にしておく折衷案もあります。


用語集

用語意味
ユーザーモードサイト全体で役割を「分ける(分離)」か「分けない(単一)」かの方針設定
役割(ロール)提供者/利用者/両方。できることが役割ごとに変わる
提供者/利用者サービスや案件を掲載する側/探して申し込む側
登録タイプ分離モードの登録フォームで役割を選ぶ項目
案件閲覧権限未ログインの訪問者に掲載をどこまで見せるかの設定(公開/詳細のみログイン/全部ログイン)