MatchLayerでスパム・不適切なユーザーに対処する方法|通報・NGワード・ブロックの使い方
マッチングサイトを運営していると、どうしても出てくるのが「スパム投稿」「メッセージでの連絡先交換(場外取引)」「迷惑なユーザー」といった困りごとです。MatchLayer には、これらに対処するための仕組みが最初から備わっています。
大きく分けると3つあります。
- 通報:利用者が、不適切な掲載・メッセージ・ユーザーを管理者に報告する
- NGワードフィルタ:メッセージ内の連絡先やスパム表現を、送信時に自動でブロックする
- ブロック:ユーザー同士で相手をブロックする(管理者は状況を把握できる)
この記事では、それぞれの設定場所と対応のしかたを説明します。
想定読者:MatchLayer の初期セットアップを済ませた管理者の方。まだの場合は先にセットアップマニュアルを読んでください。
この記事でできるようになること
通読すると、次のことができるようになります。
- 通報・ブロック・NGワードフィルタのオン/オフを確認・切り替える
- 利用者から届いた通報を確認し、対応済み・却下などで処理する
- メッセージでの連絡先交換やスパムを、NGワードで自動的にブロックする
- 自分のサービス特有のNGワードを追加する
所要時間は、ひととおり確認するだけなら 10分ほどです。
1. 安全機能のオン/オフを確認する
通報・ブロック・NGワードフィルタは、いずれも 初期状態でオンになっています。場所を覚えておくと、必要なときに切り替えられます。
左メニューの MatchLayer → 一般設定 を開き、上部タブの 「通知・連携」 を選びます。

ここに次のスイッチがあります。
- 通報機能:オンにすると、掲載・プロフィール・メッセージに「通報する」ボタンが表示されます
- ブロック機能:ユーザー同士でのブロックを使えるようにします
- メッセージフィルタ:NGワードによるメッセージの自動ブロック(次の章で詳しく)
特別な理由がなければ、すべてオンのままで使うのがおすすめです。
2. 通報に対応する
利用者が「通報する」ボタンから報告を送ると、その内容が管理画面にたまっていきます。
通報が届くと
通報が送られると、管理者に通知が届きます(管理画面のベル通知は常に届き、メール通知はオン/オフできます)。
通報一覧で確認する
左メニューの 「通報一覧」を開きます。未対応の件数がメニューにバッジで表示されます。

一覧には次の情報が並びます。
| 列 | 内容 |
|---|---|
| 通報者 | 報告したユーザー |
| 対象タイプ | 掲載(listing)・メッセージ(message)・ユーザー(user)のどれか |
| 対象 | 対象の名前。クリックで対象ページへ直接移動できます |
| 理由 | スパム/不適切なコンテンツ/外部サイトへの誘導/虚偽情報/ハラスメント/その他 |
| ステータス | 未対応/対応済み/却下 |
| 日時 | 通報された日時 |
対応する
対象のクイックリンクから内容を確認し、操作欄で 「対応済み」 や 「却下」 にステータスを変えます。上部の「未対応/対応済み/却下」で絞り込めるので、未対応だけを順に片づけていけます。
補足:同じ対象に同じ人が重ねて通報しようとすると「すでに通報済みです」と表示され、重複はたまりません。
3. NGワードで連絡先交換・スパムを自動ブロックする
「メッセージでLINE IDやメールアドレスを送って、サイト外で直接やり取りされてしまう(場外取引)」——これはマッチングサイトでよくある悩みです。MatchLayer は、メッセージ送信時にNGワードを自動で検出してブロックできます。
連絡先パターンは最初から入っている
左メニューの 「NG辞書管理」を開きます。メール・電話番号・SNS ID・URLといった連絡先のパターンは、最初から自動で登録済みです。そのため、特に設定しなくても、メッセージでの連絡先交換はある程度ブロックされます。

カテゴリと一覧
登録されたパターンは 連絡先/スパム/カスタム のカテゴリで分かれていて、上部のリンクで絞り込めます。各行は、有効/無効の切り替えや削除ができます。
自社向けのNGワードを足す
「カスタム」として、自分のサービスで禁止したい言葉を追加できます。
- パターン:ブロックしたい言葉や表現を入力します
- 種類:そのままの文字でブロックする「リテラル」か、柔軟に判定する「正規表現」を選びます(正規表現は入力時に構文チェックが入ります)
NGワードを含むメッセージは、送信時にブロックされて相手に届きません。
補足:このフィルタは、利用者が画面から送るメッセージに対して働きます。システムからの自動メッセージなどには影響しません。
4. 違反履歴を確認する
NGワードでブロックが起きると、その記録が 「違反履歴」(URL:wp-admin/admin.php?page=matchlayer-message-violations)にたまります。誰が・どんな内容で引っかかったかを確認できるので、
- 特定のユーザーが繰り返し連絡先を送ろうとしている
- 想定していなかった言い回しで抜けている/逆に正当なメッセージがブロックされている
といった傾向を把握して、NGワードの追加・調整に役立てられます。未確認の件数はメニューにバッジで表示されます。
5. ユーザー同士のブロックを把握する
利用者は、迷惑な相手を自分でブロックできます(ブロック機能がオンのとき)。管理者は 「ブロック一覧」で、誰が誰をブロックしているかを一覧で確認できます。
特定のユーザーが多くの人からブロックされている場合は、トラブルの兆候かもしれません。通報やNGワードの違反履歴と合わせて見ると、対処の判断がしやすくなります。
困ったときは(FAQ)
Q1. 「通報する」ボタンが表示されない
A. 一般設定の「通知・連携」タブで通報機能がオンになっているか確認してください。オフにするとボタンは非表示になります。
Q2. メッセージで連絡先を送れてしまった
A. NG辞書管理(メッセージフィルタ)がオンになっているか確認してください。そのうえで、抜けている表現があれば「カスタム」にパターンを追加します。どんな言い回しで抜けているかは「違反履歴」で確認できます。
Q3. 正当なメッセージまでブロックされてしまう
A. NG辞書のパターンが広すぎる可能性があります。「違反履歴」で何に引っかかったかを確認し、該当のパターンを無効化するか、より厳密な正規表現に直してください。
Q4. NG辞書管理のメニューが見当たらない
A. メッセージフィルタ(NGワード機能)がオフだと、NG辞書管理と違反履歴のメニューは表示されません。「通知・連携」タブでオンにしてください。
Q5. 通報やNGワード違反のメールが届かない
A. 通知メールは「メール設定」で文面を編集できますが、送信自体はサーバーのメール機能に依存します。届かない場合はSMTPプラグインの併用を検討してください(通知メールの文面を変える方法も参考にしてください)。
用語集
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 通報 | 利用者が不適切な掲載・メッセージ・ユーザーを管理者に報告する機能 |
| 通報一覧 | 届いた通報を確認し、対応済み・却下で処理する管理画面 |
| NGワードフィルタ(メッセージフィルタ) | メッセージ内の連絡先・スパム表現を送信時に自動ブロックする機能 |
| NG辞書管理 | ブロックするパターン(連絡先・スパム・カスタム)を管理する画面 |
| 違反履歴 | NGワードで検出・ブロックされた記録の一覧 |
| ブロック | ユーザーが相手をブロックする機能。管理者はブロック一覧で把握できる |
| 場外取引 | サイトのメッセージで連絡先を交換し、サイト外で直接やり取りすること |